育児書を読むのが好きなmaimaiです!
今回はこちらの本のレビューをします↓↓
大体似たようなことが書いてある育児本が多い中、こちらは心理学的見地から科学的に子育ての正解を提示してくれています。
特に何歳向けという感じはないので、0歳児のママから小学生ママまで幅広く参考になりますよ〜⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎
Contents
「賢い子になる子育ての子育ての心理学」植木理恵
植木理恵先生は心理学者であり、「ホンマでっか!?TV」に出演していたのでご存知の方も多いはず。
子育てに正解はないよね!っていう通説をひっくり返す
まさかの「子育てには正解があります」と堂々と本に書いてあってビックリΣ(ʘωʘノ)ノ
そりゃあ間違った子育てより正解の子育てをしたいのが親心というものですが・・・。
じゃあ正解って言い切れる根拠はなんなの?っていうと、
心理学が積み重ねてきたエビデンス(証拠)に基づくデータ。
実験で証明されたものを間違いだと論破するのは確かに至難の業ですもんね。
帯に書いてある気になるトピックスはこんな感じです↓
- 東大生の29%が持つ「ある特徴」とは?
- 先天的な「4つの気質」により育て方は変わる
- 1.9%の天才が実践する「3つの志向」
- 英語の早期教育は「考える力」を弱くする
- 「しつけ」のしすぎはマイナス
- オモチャが少ない方が未来の可能性を高める
- 仕事の愚痴は子どもの成長に悪影響を及ぼす
- 「友だち親子」になってはいけない
ちなみに植木先生ご自身にお子さんはいないよう。
でも、だからこそ客観的にデータを見られるというのは確かにそうかもな〜と思いました。
やはり自分の子どもがいるとどうしてもその子を基準に考えちゃいますからね(ˉ ˘ ˉ; )
それでは、次からもう少し詳しく本の内容に触れていきたいと思います♬
東大生を3人育てた!?話題の育児は参考にするな
有名大学に我が子を何人も入学させた育児法!
なんて聞くと、やっぱり親としては興味ありますよね。
そりゃあ良い大学に行くに越したことはないし・・・。
でも植木先生によると、そんなシングルケースは参考にならないそう。
それはたまたまその家族の何人かに当てはまっただけで、家庭環境もDNAも違うよその家庭で生かせる確率はゼロに近いんだとか。
やはり統計的に何千・何万というデータに基づき導き出されたものでないと汎用性はありません。
言われてみるとそうですよね〜。
裏を返せば、
この本では膨大な数のエビデンスに裏打ちされた知識しか載っていないということなので期待が高まります⸜( ´ ꒳ ` )⸝
生まれ持った4種類の気質を知ろう
まず参考になったのが、人には生まれ持った4種類の気質があるということ。
その気質によってどこに「やる気スイッチ」があるのか?が変わってきます。
じゃあ4つの気質ってなに?っていうと、
- 内向的or外向的
- 情緒安定型or情緒不安定型
この2種類×2種類の掛け合わせだそうです。
つまり以下の4つです。
- 内向的×情緒安定型
- 内向的×情緒不安定型
- 外向的×情緒安定型
- 外向的×情緒不安定型
どれも大切な気質なので優劣はなく、情緒安定型の方が不安定型より優れいているという訳ではないそう。
内向的or外向的の意味もわたしが考えていた定義とは異なりましたΣ(`・ω・Ⅲ)
詳しい分け方は著書に書いてあるので、お子様や自分、周りの大人に当てはめてみるのも楽しいですよ♬
この気質の違いによって、
どう声がけをすればやる気スイッチが入るのか?
もしくはモチベーションを下げてしまうのか?
どんな環境においてあげたらイキイキ活動できるのか?
などなど知ることができます。
英語の早期教育ってダメなの??
個人的にすごーく興味のあったトピックです!!
わたしには2歳息子がいますが、英語の早期教育をオススメされる機会ってすごくたくさんあって・・・。
わたし自身は海外にそこまで興味なく、日本大好きだし国文学LOVEなので英語話せなくてもいいやと思っているのですが、
息子はもしかしたら「海外で活躍したい!」とか言い出すかもしれないし・・・?(意識高い系息子の場合w)
そんな中、英語を小さいうちから耳に慣れさせておかないと手遅れになるとかなんとか。
そんなこと言われたら焦る〜Σ( ´・ω・`)
ですが、今回の植木先生の見解は英語教育をしてないママパパを少し安心させてくれるものでした。
英語の早期教育はもちろん英語を話すには効果的です。
でも英語を話せることよりも、英語教育をしないメリットの方が個人的には良いなあと思ったので我が家でも採用させてもらいます♡
あとは何歳ごろから英語を始めればいいかというお話も書いてあったので、息子にはその歳から英語をがんばってもらおう予定!
勉強は習慣
親としては小学生になったらキチンと机に向かって勉強して欲しいと思いますよね。
植木先生は勉強は「できる・できない」や「向き・不向き」ではないとしています。
とにかく子どもは習慣が大事な生き物。
そこで小学生になる前には机とイスである程度過ごす時間を作りましょうということでした。
そこでわたし、この本を読んで
2歳息子に子ども机とイスを購入しました!
こちらです↓↓
すぐ影響される人(笑)
でも今まで床で遊んでたのが机の上でお絵かきやブロックなどをするようになり、
早くも「買ってよかった〜♡」と実感しています。
あとはうまくいかなかったときの言葉の掛け方や、やる気を出させるには2つの目標設定をするなど
具体的な方法についても言及されているのでとっても参考になりました!
子どもと取引してはいけない
「〇〇したら△△買ってあげるね」
モノやお金で釣るのが取引なら、お子さんと取引なんて日常茶飯事だと思うのですが、
あんまり子どもと取引するのは良くないみたい。
とは言っても、
じゃあどうやって自主的にやるべきことやして欲しいことをやらせるか
って難しくないですか?
植木先生は「モノやお金でなく言葉による心的報酬を日頃から与えると自主的に動くようになる」と仰っていますが、
これはどうだろう・・・。
綺麗事のような?(笑)
でも確かに取引はあんまりしたくないと私も思っていたので、
言葉の掛け方など本書を参考にしてみたいと思います!
「友達親子」になってはいけない
最近では友達みたいな親子を目指すパパママも増えているのではないかと思います。
かくいうわたしもそうで、
親との心的距離が遠く、幼少期からあまり親に言いたいことも言えない環境で育ったので友達みたいになんでも言い合える親子ってステキじゃない?
と憧れていました。
しかし植木先生によれば、
親は子どもとただ一緒にいるだけの「友達」みたいな関係ではなく、教育的な指導もキチンと行わなければならないとしています。
例えば友達の悪口を子どもが言っていれば共感だけでなく「悪口はいけないよ」と注意するとか、
嫌われたり煙たがられたりするかもしれないけど言いましょうということです。
ただ注意しても響かないので共感を挟むなど、工夫は必要ですけどね(ˉ ˘ ˉ; )
確かに社会に出るような大人になれば友達みたいな関係でいいかもしれないけど、
「小さいうちはルールや倫理的なことは親が教えてあげないと大きくなって子どもが苦労する」
というのはその通りかな〜と思いました!
おわりに
いかがでしたか?
似たり寄ったりな内容の育児書が多い中、
心理学や統計的なデータから科学的な子育ての話がとても参考になってよかったなーと個人的には思いました!
どれも興味深い内容で、読むだけでもとても面白かったのでオススメです♡
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